
2026年10月22日に、金融庁・各銀行・各FX業者の公式の案内で確認した内容をもとに書いた記事です。銀行の方針や各社の条件は変わることがあります。申し込む前や、送金する前に、必ず公式サイトで最新の内容をご確認ください。
海外FXの入出金で、銀行口座の凍結や、送金の制限が話題になっています。この記事では、使わないほうがよい銀行、銀行を通さずに入出金できる業者、日本から海外FX業者へ暗号資産を送る手順、海外FX業者から暗号資産で受け取る手順を、具体的に説明します。
海外FXの入出金の方法と、それぞれの注意点
| 方法 | 特徴 | 主な注意点 |
|---|---|---|
| 銀行送金 | 国内の銀行から振り込む方法。 | 銀行の方針により、送金の制限や、口座の利用停止の対象になるおそれがあります(次の項目で説明します)。 |
| クレジットカード・デビットカード | VisaやMastercardなどに対応する業者があります。 | カード会社が、無登録業者とのカード取引を停止する場合があります。出金は、入金額までなど、制限があります。 |
| 電子ウォレット(bitwalletなど) | ウォレットを経由して、業者に入出金します。 | ウォレットへの日本円の入出金に、銀行の口座を使う場合は、その銀行の方針も関係します。 |
| 暗号資産(仮想通貨) | ビットコインやUSDTなどで入出金します。業者への送金に、銀行やカードを使いません。 | 送金の間違いが戻らない、価格が動く、税金の扱いがあるなど、別のリスクがあります。 |
使わないほうがよい銀行(公式に方針を公表している銀行)
金融庁・財務局は、海外所在の業者であっても、日本居住者を相手に取引を行う場合は、原則として金融商品取引法上の登録が必要だと案内しています。これを受けて、無登録の業者への送金や、カード取引に制限を設けている銀行があります。公式サイトで確認できた方針は、次のとおりです。
| 銀行 | 公式の案内(要点) | 海外FXの入出金で |
|---|---|---|
| 楽天銀行 | 海外送金サービスでは、無登録で金融商品取引業を行っているとして、金融庁(財務局)が警告書の発出を行った業者等への送金は、取扱いできません。 | 使わないほうがよい |
| ソニー銀行 | 「取扱できない外貨送金」に、「カジノ業者など、金融商品取引法に基づく登録を受けていない海外所在FX業者など」を挙げています。また、暗号資産交換業者や資金移動業者宛の振込についても、注意を案内しています(2025年11月28日付)。 | 使わないほうがよい |
| GMOあおぞらネット銀行 | 「無登録業者への送金や収納代行を目的とした銀行口座の利用はお断りしております」と案内しています。 | 使わないほうがよい |
| 三菱UFJ銀行 | 金融庁に無登録で、FX取引などを行う事業者とのクレジットカード取引を、停止する場合があると案内しています。 | カード決済は使わないほうがよい |
| セブン銀行 | 暗号資産交換業者・資金移動業者あての振込は、他行を利用して送金するよう案内しています(金融犯罪対策のページ)。 | 暗号資産を買うための振込にも、使えない場合がある |
| 三井住友銀行 | インターネットカジノなど、違法行為や詐欺につながる取引に口座が使われた場合に、口座の停止や解約、警察への通報をする場合があると案内しています(FXについての記載は、確認できませんでした)。 | 方針を、事前に確認する |
ここに載っていない銀行が、安全というわけではありません。銀行の方針は、変更されます。利用する銀行の公式サイトで、「無登録業者」「海外送金」「暗号資産交換業者宛の振込」に関する案内を、確認してください。
銀行の口座が凍結・利用停止になると
給与の振込や、公共料金などの引き落としが、できなくなるおそれがあります。解除までの期間は、ケースによって異なります。生活に使っている銀行口座は、海外FXの入出金には使わないという考え方もあります。
収納代行をめぐる法改正
金融庁は、2025年の資金決済法の改正(令和7年法律第66号)にともなう政令・内閣府令を公布し、2026年6月1日から施行・適用すると発表しています。この中には、国境をまたいで行う収納代行について、為替取引の規制の適用を除く類型を定める内容が含まれています。海外FXの入金で、収納代行の業者が使われてきたとされ、この分野の規制は強まっています。
銀行を通さずに入出金できる業者(公式で確認できた範囲)
暗号資産での入金・出金に対応していると、公式の案内で確認できた業者は、次のとおりです。
| 業者 | 暗号資産での入金 | 暗号資産での出金(公式の案内) |
|---|---|---|
| XMTrading | 対応(入金履歴が、暗号資産での出金の条件になります) | BTC、ETH、XRP、USDTを含む全27銘柄。手数料無料。処理は通常24時間以内。最低出金額10,000円、最高は制限なし。 ※暗号資産で利益分を出金するには、過去に暗号資産で入金した履歴があり、各入金方法ごとの入金額を、すべて出金済みである必要があります。 |
| Vantage Trading | 対応(公式メディアで、BTCとUSDTなどを案内) | 入金額までは、入金方法に制限があります。入金額を超える利益分は、銀行振込・暗号資産から選べます。 |
| FXGT | 対応 | BTC、ETH、XRP、ADA、USDT(ERC20/TRC20)。手数料なし。48時間以内。最低出金額は、BTC 0.0001、ETH 0.05、XRP 25、ADA 10、USDT 25。 |
| HFM | 対応(Crypto Payments、Binance Pay。最低15〜30ドル相当、最高2万〜3万ドル相当。手数料無料) | 10銘柄まで(BTC、LTC、ETH、BCH、DASH、ZEC、ADA、USDC、USDT(ERC20/TRC20))。手数料無料。処理は即時。最低出金額は、おおむね10〜20ドル相当。 ※入金額までは、入金と同じ方法・同じ暗号通貨でしか出金できません。利益分は、別の暗号通貨でも出金できます。 |
| IS6FX | 対応(公式サイトで案内) | 公式サイトでご確認ください。 |
※上記以外の業者の対応は、確認できていません。各社の公式サイトでご確認ください。
※銀行を使わない入出金に対応していても、日本の登録がない業者であることは、変わりません。
日本から海外FX業者へ、暗号資産を送金する手順
- 国内の暗号資産交換業者に、口座を開設する:金融庁の登録を受けた業者を選びます。登録の有無は、金融庁の「暗号資産交換業者登録一覧」で確認できます。本人確認が済むまで、数日かかることがあります。
- 日本円を入金し、暗号資産を購入する:日本円は、銀行振込などで、取引所に入金します。購入する暗号資産は、送金先の業者が対応している銘柄にします(例:ビットコイン、リップル(XRP)、USDTなど。国内の取引所で取り扱う銘柄は、取引所ごとに違います)。この段階では、銀行から国内の取引所への振込になるため、前の表で「取引所宛の振込に制限がある」銀行は、使えない場合があります。
- 海外FX業者の入金アドレスを取得する:業者のマイページで、「入金」→「暗号資産」を選び、通貨とネットワークを選ぶと、入金用のアドレスが表示されます(Vantage Tradingの公式メディアの手順)。XRPなどは、宛先タグも表示されます。
- 国内の取引所から、そのアドレスへ送付する:取引所の「出金(送付)」で、アドレスとネットワークを入力します。アドレスは、手入力ではなく、コピーして貼り付けます。宛先タグがあれば、必ず入力します。国内の取引所では、送付先の確認が求められたり、送付が制限されたりする場合があります。
- まず、少額で試す:少額を送って、着金を確認してから、必要な金額を送ります。
- 着金を確認する:業者のマイページで、反映を確認します。反映されないときは、取引所の送付履歴で、トランザクションID(TxID)を確認し、業者のサポートに連絡します。
送金のときの注意
- アドレスやネットワークを間違えると、資金は戻りません。
- 取引所の送付手数料や、業者の最低入金額を、事前に確認します。
- 送金元・送金先は、本人名義のものにします。
- 無登録の海外の暗号資産交換業者を経由する方法は、避けましょう(金融庁は、無登録の海外の暗号資産交換業者にも、警告を出しています)。
XM・Vantage・HFMに暗号資産を送るときの、国内の取引所
暗号資産を送る元になるのは、金融庁に登録された国内の暗号資産交換業者です。ここでは、公式サイトで送付のルールを確認できた5社を、まとめます。どの取引所も、「海外FX業者への送付ができる」と公式に書いているわけではありません。送れるかどうかは、取引所の審査や、送付先の登録画面の仕様で決まります。
| 取引所 | 送付先の指定方法(公式の案内) | 手数料・銘柄の注意 |
|---|---|---|
| bitbank | 送付先は、「取引所・サービス」(直接送付できる暗号資産交換業者だけが表示される)か、「その他」から選びます。「その他」に交換業者の名前を入れると、送付できません。交換業者以外のサービスは、「その他」に入力でき、bitbankが審査して、可否を判断します(2025年8月1日から)。 | 手数料は、bitbankの手数料表で確認してください。 |
| GMOコイン | 送付内容を審査し、送付をお断りする場合があります(審査の詳細は非公開)。他の取引所とは通知の仕組みが違う、bitFlyer、Coincheckなどへは、送れません(2026年8月3日時点)。 | 送付手数料は無料。ビットコイン、イーサリアム、リップル(XRP)、ライトコイン、ビットコインキャッシュなど、複数の銘柄を取り扱っています。 |
| Coincheck | 送付先は、プルダウンに表示された「サービス名」か、「プライベートウォレット」(自分で秘密鍵を管理するウォレット)から選びます。プルダウンにない送付先は、登録できません。「上記以外の取引所又はサービス」は、2025年7月9日から選べなくなりました。 | 送金手数料は、銘柄ごとに違います。手数料表で確認してください。 |
| bitFlyer | 送付先は、取引所・金融機関のサービス名の一覧(国・地域つき)から選びます(2026年6月29日の変更)。 | 手数料は、bitFlyerの手数料表で確認してください。 |
| SBI VCトレード | 出庫アドレスを登録するときに、トラベルルールで必要な情報を入力します。 | 出庫は、ビットコイン、イーサリアム、XRP、ライトコイン、ビットコインキャッシュ、カルダノなどに対応しています。USDTは、確認できた一覧にありません(USDCは、1回100万円まで)。ドージコインなど、出庫できない銘柄もあります。 |
3社の業者に、どの暗号資産を送れるか
- XMTrading:ビットコイン、イーサリアム、XRP、USDTを含む27銘柄(出金の公式の案内)。
- Vantage Trading:ビットコイン、USDTなど(公式メディアの案内)。
- HFM:ビットコイン、ライトコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、DASH、ZEC、カルダノ、USDC、USDT(Crypto Payments Option A)。
3社すべてに共通して確認できた銘柄は、ビットコインです。国内の取引所で購入でき、送付できる銘柄の中で、いちばん共通点が多いのは、ビットコインです。USDTは、3社とも対応していますが、上の国内の取引所の一覧では、確認できませんでした。
取引所を選ぶときの注意
- 先に、取引所のサポートに、問い合わせる:「海外のFX業者の入金アドレスに、送付したい」と伝えて、可否を確認します。送付先の種類(交換業者か、そうでないか)は、実態のとおりに選びます。事実と違う種類を選んで、登録することは、避けましょう。
- 送付先の登録に、時間がかかることがあります:受取人の名前や住所などの入力が必要です。審査で、日数がかかる場合があります。入金を急ぐ日の直前に、初めて登録するのは、避けます。
- HFMの入金アドレスは、入金のたびに変わります:アドレスを一度登録して使い回す形の取引所では、使いにくい場合があります。この点も、取引所に確認します。
- 金融庁の登録を受けた業者かどうかは、金融庁の「暗号資産交換業者登録一覧」で確認できます。登録のない海外の取引所は、避けましょう。
- 取引所のルールは、変わります。この項目は、2026年10月22日時点で、各社の公式サイトで確認した内容です。
海外FX業者から、暗号資産で受け取る手順
受け取る前に、業者のルールを確認する
- 入金と同じ方法で出金する業者が多い:XMTradingは、公式の案内で、入金方法と同じ方法で、入金額までを出金する必要があると案内しています。FXGTも、入金方法と別の方法での出金は、原則できないと案内しています。
- XMTradingでは、暗号資産で利益分を出金するには、暗号資産での入金履歴が必要です。暗号資産で入金した履歴がない場合、利益分の出金は、国内銀行送金のみになります(カードで入金した場合も、同じカードへの出金はできません)。「銀行を使わずに受け取りたい」場合は、最初の入金を、暗号資産にしておく必要があります。
- 本人名義のアドレスにしか、出金できません(XMTradingの公式の案内)。
- 出金には、本人確認が必要です(FXGTの公式の案内)。
受け取りの流れ
- 国内の取引所で、受け取り用のアドレスを確認する:受け取りたい暗号資産の「入金(受取)アドレス」を表示します。ネットワークの種類と、宛先タグの有無も確認します。
- 業者のマイページで、出金を申請する:
- XMTrading:XMTradingポータルの「入出金」タブから、出金方法を選びます。
- FXGT:マイページの「取引ハブ」→「出金」→出金したい暗号資産を選び、出金額を入力します。XRPは、宛先タグが必要です。
- Vantage Trading:会員マイページから出金し、利益分は、暗号資産を選べます。
- アドレスを貼り付けて、申請する:コピーして貼り付け、ネットワークと宛先タグを確認します。
- 着金を待つ:XMTradingは、処理が通常24時間以内、FXGTは48時間以内と案内しています。
- 国内の取引所で、日本円に換える:受け取った暗号資産を売却します。価格が動くため、受け取ってから売却するまでに、差が出ることがあります。
- 日本円を、銀行口座に出金する:国内の取引所から、自分の銀行口座に出金します。
- 記録を残す:業者の出金履歴、取引所の入出金・売却の履歴、銀行の入金を、保存します。税金の申告のときに必要になります。
受け取りのときの注意
- 暗号資産の売却で、損益が出ます。税金の扱いがあります。
- 銀行には、取引所からの入金として、記録されます。銀行から問い合わせがあった場合は、資金の出所や目的を、正直に説明しましょう。
- 最低出金額は、業者や通貨ごとに違います(XMTradingは10,000円、FXGTはBTC 0.0001、ETH 0.05、XRP 25、ADA 10、USDT 25)。
HFMで暗号資産を入出金する手順(公式の案内)
HFMは、暗号資産での入出金に、複数の方法を用意しています。HFM公式サイトの案内(2026年10月5日付)で確認できた内容は、次のとおりです。
入金の方法と条件
| 項目 | Crypto Payments(Option A) | Crypto Payments(Option B) | Binance Pay |
|---|---|---|---|
| 入金手数料 | 無料 | 無料 | 無料 |
| 対応する暗号資産 | BTC、LTC、ETH、BCH、DASH、ZEC、ADA、USDC、USDT(ERC20)、USDT(TRC20) | BTC、LTC、ETH、USDT(ERC20)、USDT(TRC20) | USDT(TRC20) |
| 金額の指定 | ドルまたはユーロ | ドル | ドルまたはユーロ |
| 最低入金額 | 30ドル相当 | 15ドル相当 | 20ドル相当 |
| 最高入金額 | 3万ドル相当 | 3万ドル相当 | 2万ドル相当 |
| 処理時間 | 即時 | 即時 | 即時 |
※為替の変動で、最低額・最高額は変わります。入金ページに表示される金額を、毎回確認してください。
入金の手順
- HFMのマイページ(myHFエリア)にログインし、メニューの「入金」を選びます。
- 入金方法で「暗号通貨」→「Crypto Payments」を選びます。
- 通貨の種類と、入金額を入力します。金額は、暗号資産の数量ではなく、ドルまたはユーロの金額で指定します(換算された暗号資産の数量が表示されます)。
- 「入金」を押すと、送金先のアドレスとQRコードが表示されます。アドレスは、入金のたびに違います。前に表示されたアドレスには、送らないでください。
- 国内の取引所などのウォレットから、そのアドレスに、QRコードの読み取り、またはコピーと貼り付けで送金します。
- 入金が完了すると、HFMから、メールが届きます。
出金(受け取り)のルールと手順
- 入金額までは、入金と同じ方法・同じ暗号資産でしか、出金できません(マネーロンダリングなどを防ぐためのルールと、案内されています)。ビットコインで入金したなら、入金額の分は、ビットコインで出金します。
- 利益分は、別の暗号資産・別の方法でも出金できます。ただし、先に入金分を、すべて出金し終えている必要があります。
- 暗号資産で入金した場合は、入金分と利益分を、まとめて暗号資産で出金できます。
- 暗号資産での入金の履歴がないと、出金ページに、暗号資産の出金方法が表示されません。
- 出金手数料は無料です。最低出金額は、おおむね10〜20ドル相当です(ページ内の記載が異なるため、出金ページで確認してください)。最高出金額は、おおむね3万ドル相当で、超える場合は、手続きを繰り返します。
- Binance Payで入金した場合は、Binance Payへの出金はできません。Crypto Payments(Option A)で出金します。
- MT4・MT5の口座からは、直接出金できません。先に、マイウォレットへ資金を移動します。
- 出金先のウォレットは、HFMの口座名義と同じ名義であれば、入金のときと別のウォレットも使えます。
出金の手順
- マイページにログインし、「出金」を選びます。
- 出金方法で「暗号通貨」→「Crypto Payments(Option AまたはB)」を選びます。
- 出金額(ドルまたはユーロ)、暗号資産の銘柄、受け取りアドレス、出金の理由、生年月日、マイページのパスワードを入力します。アドレスは、コピーと貼り付けで入力します。
- 「受取人アドレスの確認」の画面で、アドレスが正しいことを確認し、「Save」を押します。
- 登録しているメールアドレスに届く、6桁の認証コードを入力します。
- 出金ページの「処理状況を見る」で、状況(保留・完了)を確認し、受け取りのウォレットで着金を確認します。
HFMで入出金するときの注意
- 入金と出金の手続きができる時間が、決まっています:週5日、月曜のサーバー時間00:00(日本時間07:00)から、土曜のサーバー時間00:00(日本時間07:00)までです。週末の手続きは、次の営業時間まで反映されません。
- 入金額までは、同じ暗号資産で出金する必要があります:違う銘柄を指定すると、エラーになったり、暗号資産が着金せずに失われる可能性があると、案内されています。入金した銘柄は、会員ページで確認しにくいため、入金した銘柄を、自分で記録しておきます。
- 入金してから、一度も取引をせずに、別の経路で出金すると、マネーロンダリングを疑われ、ペナルティの対象になる可能性があります:取引をしていない場合は、入金と同じ方法・同じウォレットで出金します。
- 送金アドレスの間違いや、金額・銘柄の不一致は、HFMの確認が必要になり、時間がかかったり、取り消しになったりします。
- ウォレット側の送金手数料が、別にかかります。
避けたい入金方法
「すぐに入金したい」という気持ちに付け込む、危険な方法があります。次の4つは、避けたい方法です。
1. 買取現金化・後払い現金化
商品の売買を装って、短期間で現金を受け取り、後日、高い金額を支払う仕組みです。実質的には、短期で高い利息の貸付けにあたるとされ、貸金業の登録がない業者が行う場合は、違法となるおそれがあります。
2. 無登録の海外送金代行業者
日本円を振り込むと、海外のFX業者に、暗号資産などで送金すると案内する業者です。資金を移動する事業には、資金決済法にもとづく金融庁の登録が必要です。登録のない業者に振り込むと、その業者の口座が凍結されたときに、送金した履歴のある自分の銀行口座が、確認の対象になるおそれがあります。
3. SNSでの個人間の送金(P2P)
X(旧Twitter)やTelegram、Discordなどで、個人から、暗号資産と日本円の交換を持ちかけられる方法です。相手が、詐欺などで得た資金を使っているおそれがあり、受け取った資金が、後で調査の対象になることがあります。
4. クレジットカードのショッピング枠の現金化
多くのカード会社の会員規約で、換金を目的としたカードの利用は、禁止されています。発覚すると、カードの強制解約や、残債の一括請求を受けるおそれがあります。
出金できない・口座が凍結されたときは
- まず、業者のサポートに、状況を伝えます(本人確認書類や、取引の記録を求められることがあります)。
- 銀行から連絡があった場合は、銀行の窓口に、事情を説明します。
- 相談先として、金融庁の金融サービス利用者相談室、消費生活センター(消費者ホットライン188)、警察(相談専用電話 #9110)、弁護士があります。
- だまされたと感じたら、追加の入金や送金をする前に、相談しましょう。
ご利用前の注意
- 海外FX業者の多くは、日本の金融商品取引業の登録を受けていません。日本の投資家保護の制度の対象外となる場合があります。登録の有無は、金融庁の案内で確認できます。
- 暗号資産での入出金は、銀行を通さない方法ですが、送金の間違い、価格の変動、税金などの、別のリスクがあります。
- この記事は、一般的な情報の提供を目的としたもので、法律や税金の個別の助言ではありません。
- 銀行の方針や各社の条件は、予告なく変わります。この記事の内容は2026年10月22日時点で確認したものです。